皆さん、こんばんは。

今日は、とっても大切な気密検査についてです。

現在、電気代の値上がりが取りざたされていますが、皆さんはどのようにお感じになられますか。私は気が気ではありません。電気代の値上がりは家計へ直結し生活費に影響が出ます。それにより、他の生活費にかけていた出費が、電気代に回さざるを得なくなるとしたら、気が気ではなくなるのです。

国の方針としては、太陽光発電や断熱材の素材を良くして、電気は自らの家で生み出してそれを自己消費（自給自足）できるようにと考えていますが、それは間違いないことです。しかし、本当にそれだけでいいのでしょうか。せっかく生み出した電気を効果的に使うという発想にはまだ至っていないような感じを受けます。

そこで、私たちはとっても大切にしていることがあります。それは、お家の隙間を少なくすることです。よく気密住宅と言われていますが、まさしく気密です。

どんなにコストをかけて、太陽光パネルを設置して、断熱材の素材を良くしても、結局、隙間が多い住宅では、電気のロスに繋がってしまいます。ですので、まずは職人さんとスタッフが一丸となってその隙間を徹底的に塞ぎ、オーナー様の電気代をかかりにくい住宅にするぞという魂を注ぎ込んで工事にあたることが、結果的にお客様のお財布を守る一助になると思います。

よくタンブラーやダウンジャケットなどに例えてお話しすることがありますが、タンブラー本体が断熱材で蓋部分が気密や、ダウン自体が断熱材でジッパーが気密です。蓋が無ければすぐに冷えたりぬるくなってしまったりしますし、ジッパーでしっかりとチャックを締めないと寒いです。

お家も、断熱と気密が両輪で機能しないと、せっかく温めたもしくは冷やしたのに隙間から逃げて行ってしまい、電気消費に繋がってしまいます。ここはしっかりとこだわっていただくことを切に願います。プラスαのお話をしますと、断熱・気密と合わせて重要なのが、換気と湿度管理です。この組み合わせにより、メリットを生かし、デメリットを和らげる効果となります。このお話は、またの機会にお話をさせていただきます。

まずは、住宅会社さんに行かれた際は、『御社は気密検査をしっかりと行っていますか？』と、質問をしてみてください。皆様のお財布から出ていく出費に直結したとても重要な質問なので、ぜひ、意識しておいてくだされば幸いです。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

感謝